Mとはわたし

めんどくさくなった!

Mとは わたしである

母は 私を産む時 ひとりで歩いて病院に来たそうだ なんだか私としては、寂しい気もするが 

私の誕生を楽しみにしている人がいなかったわけではないらしい。

私の小さい頃の記憶は可愛がられているあったかいものばかりだ。

男の子じゃない事を受け入れられなかったらしい父も 翌日?2、3日後?には、祖母に「かわいいから行ってみてみよい」とうながされ

病院に会いにきた。今の世の中の感覚では、すぐ見に来て妻にありがとうと言い 幸せな笑顔で泣く父親の理想的なイメージがあるが 昭和40年の

しかも田舎の事 そして父親は、その土地では、結構有名な名家の当主でもある

私も そこは大目に見れる 

父は。こうあらねばならぬにしばられない

自分にわく感情をジャッジしない人なのだ。

それは、自由な楽な性格にも思えるが 実は

まわりに理解されないこともある 寂しい思いもする  そして 本人には理由がわからないらしい。

続く

Naciend 🎉

山が海までせまった リアス式海岸 降水量で有名な 温かい人たちの町で Mは、産まれた

母親は、大都会東京出身 しかも藤原鎌足の子孫 大地主の家柄いわゆる山の手の お嬢様 よく こんな遠くの 田舎にお見合いで嫁いだものだ 

 母親の話は また 時をあらためて じっくり書こう! 今日は、Mが産まれたことだけ書くことにする

母親は 一年前に次男を白血病で5歳で亡くしており、どうしてももうひとり子供が欲しかったらしい

ショックで子供を持つ事がこわくなるのではないところが 武士の娘 強い。

父親は 次男が生まれ変わってでてくるような感覚を感じてしまっていたが 

Mは 女の子だった

父親は 落胆してしばらく病院に会いに来れなかった。そう父親は、よく怒る強いイメージも持っているが デリケートな子供のような弱い面もあふれ出ている まぁたいへんな人物なのだ

Mの家族は あと10歳違いの兄 そして 祖母 

5人家族だ。  つづく